運命があるか
「人の人生は運命で決まってしまっているのか?」
占術上の命題ですね。
私はノーだと考えます。
紫微斗数、などで使われる「数」という言葉は「運命」などの意味が含まれています。
数字や時期などで全てが決まっているとして、それを読み解こうと努めるのです。
占い師においてもお客さんにおいても、占いに絶対性を求める人は視野が狭くなっている様に見受けられます。
人生はもっと自由だと言いたいのです。
確かに何とも言えないバイオリズムなどは存在するように感じられますが、ある種の揺らぎも内包しているようです。
時期や数字などを占いで導き出そうとすると、なかなか当たらないのです。当たった時というのは占術なのか直観なのか、微妙であり理論から遠くなっていきます。
「最短ならこれくらいかな…」程度でしたらお伝え出来ます。
時間や数字というのは曖昧で相対的なものだから捉えられないのではないかと思うのです。
易で占っていて全く同じ質問でも、
ぜんぜん違う答えも出たりする、しかしその可能性のどれもがすごく当たっているということもある。
そして占いを絶対に外そうと思ったら簡単です。
「ずっと何もやらなければよい」
ただそれだけです。
自分の持っている力に気が付いて、恒常性を突き破ってより良い選択をすることが出来る、
そういったことを応援していきたいのです。
自分に対する決定権を周りに委ねてしまっている、その信念を捨てていきたいと思うのです。
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